いつもHEARTをご支援くださいまして、本当にありがとうございます。
HEARTは、平成21年6月に徳島県動物愛護管理センターに団体譲渡の登録をしてから、百数十匹の犬と十数匹の猫を保護して参りました。21年度は、センターが報告している犬譲渡頭数の内、半数が団体譲渡としてHEARTが引き取った頭数です。 センターHP→http://our.pref.tokushima.jp/aigo/01news/result.php?b=2931 私達は、できればセンターに収容される全ての命を救いたいと思っておりますが、現時点ではそれは到底不可能です。HEARTは、大きな施設を持っていないため、センターより引き取れる頭数は28頭までと制限がありますが、できる限りこの28頭枠を使い、可能な限り救ってやりたいと考えております。全ての動物達を引き取れないために、どうしても保護する動物を選ばなくてはなりません。今は、引き取る動物達は、犬種、サイズ、病気、見た目に関わらず、性格を重視して保護しております。そのため、譲渡先を見つけるのに時間がかかることもあります。里親を見つけやすい子だけを、保護すれば、もっと命が救えるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、代表の『見た目に関わらず、全ての子達に平等にチャンスをあげたい』という思いから、引き取り枠に空きがあれば、その時に収容されている子達の中から保護を続けて参りました。時々、引き取る子に付いてセンターと衝突することもありますが、それでも先ほどお伝えしたように、センターの譲渡頭数の半数を保護することができました。 もっと譲渡頭数枠を増やし一匹でも多くの命を救うためのシェルター設立のために、いつもお願いばかりで恐縮ですが、どうか皆様のお力をお貸しください。 ※上のスライドショーがご覧に慣れない方→http://www.youtube.com/watch?v=IzE0hrf7HYs いつもご支援くださっている皆様、本当にありがとうございます。昨日は、HEARTから5匹の仲間が、新しい家族のもとへ迎えられていきました。サルサ君は兵庫県に、ダイヤモンドちゃんとチェスナット君とレンゲちゃんは大阪府、マルガリータちゃんは奈良県へ。里親の方達は、皆さんとっても優しそうな素敵な方達で、温かく迎えてくださって心から感謝いたします。
HEARTの仲間になる殆どの動物達は、怪我をしたり、捨てられたり、虐待を受けたり、いろいろな事情があってやってきます。そして、家族を持たない殆どの犬猫たちは、私達の都合で処分されてしまいます。彼らは、痛みも感じるし感情ももっています。彼らは、私達がきちんと責任と愛情を持って接っすれば、幸せを感じることができ、また私達を幸せしてくれると信じています。上の写真のサルサ君は、管理センターより保護した子犬です。HEARTにこなければ、もちろん消えてしまっていた小さな命です。しかし、そんな小さな命でも私達を笑顔にして、時には支えてくれる大きな力を持っています。 私達の見えないところでは、まだまだ数えきれないほどの小さな命が消えています。けれども、HEARTは、今回HEARTの仲間を温かく迎えてくださった里親さんのように、社会全体が理不尽に消されていく命に目を向けた時、いつか不幸な命がなくなると信じています。HEARTは、これからもそんな社会に一歩でも近づけるように活動を続けていきます。 上の写真の子が、最近のトウモロコシの写真です。お気付きになられたと思いますが、この子は右目がありません。左目もあまり見えません。だけど、彼には全然問題ないように、毎日元気にしています。抱っこも大好きで、遊ぶのも大好きです。今の状態になるまでに約二ヶ月ほど掛かりました。 それでは、トウモロコシ君がHEARTにやってきた経緯を説明させていただきます。 12月のある日、HEARTのボランティアさんから連絡がはいりました。仕事で車の移動中に、道路にポツンとうずくまっている子猫がいて、怪我をしているようだということでした。ボランティアさんは、仕事中でどうしても身動きが取れなかったので、報告を受けた代表が、直に現場にむかいました。現場に着くと、子猫はとても人なつこくて、まるで誰かを待っていたかのように直に寄ってきました。見たところ酷い猫風邪を引いているようでした。 そして、保護して直ちに獣医師のところにいって、診察してもらうと右目が菌で化膿して、切除しなければなりませんでした。 身体も菌により、至る所の毛が抜けていました。あれから約二ヶ月、トウモロコシ君は、この子を見つけたボランティアさんの所で大切にケアしていただいて(この時、HEARTには十分なスペースがなかったため)現在、始めの写真まで回復しました。風邪は少し残っていますが、回復に向かっているので、そろそろ新しい家族を見つけてあげたいと思います。HEARTには、沢山のハンディキャップ(本人にはハンディじゃないかもしれませんが)を持った仲間がいます。ハンディキャップを持っている子達は、新しい家族を見つけることはとても難しいですが、それでも、きっとトウモロコシ君にもきっと素敵な出会いがあることを他の子達と同様にを祈っています。 昨年は、本当にいろんなことがありましたが、際立って目立ったのがブリーダーといわれている方達の問題です。どこの県にも安易にお金を稼ぐことができると考えている方が多く、商品として動物を繁殖させてる方がいます。徳島も例外ではありません。昨年の夏の始め悪徳なブリーダーが初めてあまりの劣悪さに行政処分を受け、ライセンスを剥奪されました。この時、行政が対処しましたのでHEARTは関わりませんでしたが、ただどうしてこのような状態になるまで放置していたのでしょうか。行政は、ブリーダーの資格を認可しているところです。許可している以上は、定期的な検査などを行いきちんと管理する必要が有るのではないでしょうか。それれから、しばらくして奈良の動物遺棄事件がありました。この時、私たちはレスキューに入り、沢山のご支援を受け他団体の協力もあり、現在のこり数頭となっております。しかし、この時に奈良の子達とは別に、徳島のブリーダーからも十数頭保護いたしました。保護に至った経緯は次の通りです。 私達が、奈良の犬達を保護して程なく、徳島県のある方から私たちに土地を貸したいと申し出がありました。直接この方からHEARTに連絡が入ったのではなく、ある機関からの申し出でした。この方は、やはりブリーダーといことで、数匹の犬を飼っていましたが、「もうブリーダーをやめるので動物のお世話と一緒に場所を提供したい」と、いうことでした。私達は、奈良の子達を保護する場所を探しておりましたので、相手はブリーダーでしたがとりあえず現地に確認のため訪問しました。すると、現地は想像以上に悲惨な状況でした。 私達は、直ちに保護が必要な子が沢山いることに驚きました。そこには十数等の小型犬がケージの中で、骨と皮だけになって閉じ込められておりました。ケージは3、4段重ねに積み上げられ、上のケージには動物達を受けるトレイもなく格子のままで、排泄はすべて一番下に落ちるようになっていました。結局、十数頭の犬達を保護し、場所を提供してくれるお話はお断りいたしました。動物達をあのような状況で飼育できる方とどうして私達が協力できますでしょう。絶対に無理です。このことを行政に報告しましたが、行政は数ヶ月前に審査にいっているといいました。そして、訪問したときは、問題は無かったと。とても信じられませんでした。
徳島県には、動物管理事業の許可を得て何らかの事業をしているところがブリーダーやペットショップも含めて200〜300件あるそうです。しかし、この内何件が動物達に苦痛を与えず、きちんと飼育できているのか分かりません。 生体販売を行い、購入する人がいる以上は、こういった不幸な現場はなかなかなくなりません。 ただ、この文をお読みいただいた皆様が、周りの方に、ペットショップで動物を買うことは、直接ではないにしろ、こういった不幸な動物達に対して責任を担うことになるとお教えくださいませ。 長文におつきあいくださいましてありがとうございます。 昨年は、私達をご支援くださいまして本当にありがとうございます。皆様の心あるご支援のお蔭で、沢山の命を救うことができました。心より感謝を申し上げます。
年末年始とHEARTのPCが故障してしまい、HPの方がなかなかアップできませんでした。沢山の方にご心配をおかけしたことをこの場よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。 PCのハードディスクが損傷しておりどうにか復元できるところは復元できましたが、いくつかデータが飛んでしまい、なくなってしまったページもございますが、どうにかHPもアップできるようになりました。 昨年は、団体譲渡を始め、ブリーダー崩壊レスキューなど犬猫を合わせ249匹の尊い命を救うことができました。また、190匹の子達に新しい家族を見つけることもできました。本当にありがとうございます。 本年もできる限り多くの命を救って参りたいと考えておりますので、どうぞ昨年同様ご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。 |
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May 2024
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