管理センターに所用で訪問した帰り道、代表が首輪をつけた犬を見つけました。場所は、市営住宅の敷地内で、直ちに車を止めて確認してみると、なんと成犬2頭と子犬が2頭近寄ってきました。1頭は、代表が見つけた犬でしたが、もう一頭は首輪をしておらず野良のような感じがしました。子犬たちは恐らくこの二頭の子犬だろうと思った際に、代表が建物の反対側にまたまた犬の姿を見つけたという事で、反対側に確認に向かいました。そして、確認に行ってみるとこれまたびっくり、子犬がぞろぞろと現れてきました。ちょうど住人さんが出て来たので、犬達の事を尋ねると飼っている人がいると事でした。その方に飼い主と話がしたいと伝えると、快く飼い主さんを呼んで来てくれました。
飼い主は、60過ぎの年配のご夫婦で、知り合いから子犬をもらったのが始まりで、一匹では寂しいだろうと雌犬を2頭もらったらしい。その後、避妊せずに大きくなり、近所に住み着いた野良の雄犬との間に産まれてしまったらしい。しかも、次期はズレたが雌犬2頭とも。この方は、この大きさになるまで育てていたようだが、この少し前に子犬達をいじめていた同じ住宅の子供を注意したところ、その親御さん達が、苦情のチラシを住宅に張り出し始めてしまった。このままでは、この子犬達は苦情の元になり、管理センターに連れて行かれてしまうだろうと、飼い主の方は思い悩んでいたところでした。私達は、母犬2頭を避妊していただけるのなら、子犬達はHEARTで引き取る事を伝えたが、飼い主さんは金銭的に苦しいから避妊手術はできないと答え。 代表は、保護してもまた時期が来て子犬を産んでしまっては、この子達が助かっても次に産まれる子達は、助けれるかどうか分からないという事で、特別に母犬2頭もこちらで手術の援助をする事にした。母犬2頭は、飼い主の元に返ったが、この時の子犬7頭は今も里親募集をしている。 今回、私達が保護したのは7頭でしたが、先の事を考えると何頭もの命を救う事ができたのではないでしょうか。恐らく母犬2頭も、何処かの飼い主さんが不妊していなかったために産まれてしまった命だったと思います。 最後に、いろいろな理由で、不妊手術に反対される方は沢山いますが、やはりこのような不幸な命の連鎖を止めるためには、不妊手術は必要だと改めて知ってほしいと思いました。 いつもHEARTをご支援下さいます皆様、本当にありがとうございます。今回は、はるばる沖縄よりHEARTにやって来た子達を紹介いたします。
この子達を保護したきっかけは、代表がfacebookでSOSを見つけたのがきっかけでした。沖縄の保健所からどうしても引き出したい子達がいるのだが、受け入れ先が無いのでこのままでは処分されてしまうという事でした。たまたま、こちらでスペースが空いていたので、本人と連絡を取りこちらで引き取る運びとなりました。 沖縄から飛行機で伊丹へ、伊丹から車で徳島にやってきました。片道約5時間の長旅、お疲れでした。6匹ともとても人なつこく、直に里子に出せそうな本当にいい子達ばかりです。そして、この子達を救う事ができたのも、日頃から私達を支えてくださる皆様のお蔭です。この子達に変わりまして、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。 きっと、この子達にいい縁があると信じています。 東日本大震災から、一年が経過いたしました。この未曾有の震災により、お亡くなりになられた方々、ご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、この震災により多くの動物達も被災し犠牲になりました。福島県では、福島第一原子力発電所の事故により、被害が拡大して数えきれない程の動物たちが犠牲になり、住人の方も避難を余儀なくされ、飼い主と生き別れになってしまった動物達も数えきれない程います。
震災後、私達は微力ながら被災された飼い主や行き場を失った動物達の救援に努めて参りましたが、これからもできる限り支援していきたいと考えております。 東日本が、この度の震災被害より1日も早く復興を遂げ、人と動物が元の暮らしに戻れるよう心から祈願いたします。 |
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May 2024
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