HEARTが、活動を開始して今日まで沢山のご支援を頂いて来ました。しかし、HEARTが活動を開始してから今までの約4年間、徳島県の方からのご支援は1割(徳島の方でご支援頂いた皆様。本当にありがとうございます)も満たしません。9割以上が県外からのご支援によるものです。もちろんスタッフ、ボランティアさんは徳島の方達ですが、現在30数名で、この方達は約80万人分の30人の方達です。交替ではありますが、毎日動物達の為に頑張って頂いております。本当にありがとうございます。ただ、今までHEARTが保護して来た子達は、毎日2〜3件の県内からの保護の依頼、また徳島県動物愛護管理センターからの引き取った団体譲渡の犬猫など、合わせて9割以上が県内の犬猫達です。しかし、この子達が貰われて行く所は、これもまた9割以上が県外です。どうして、このような事になるのか、それは徳島県全体の動物に対する意識が、他県と比べてまだまだ低いためだと思わざるをえません。保護を依頼される方のほとんどが、身の回りの煩わしさをどこかに預けたい、消したいといった方達です。もちろんそうでない方も多くいらっしゃいますが、殆どの方は前者です。治療費の援助やこちらのスペースの問題で一時預かりをお願いすると、費用がかかるなら結構ですとか、うちではどうしても無理とかで簡単にあきらめてしまいます。中にはご支援をお約束したにもかかわらず連絡の取れなくなった方も多くいます。徳島の方から、里親の希望を頂くケースもございますが、ほとんどがHEARTの譲渡条件をクリアー出来ない方達ばかりです。徳島では、まだまだ番犬の意識が強く、家の前で一匹寂しく繋がれている犬を見かける事が多々有ります。一匹の犬猫の生涯を責任を持って全うさせてやるといった意識があまりにも薄いようにおもわれます。その結果、保健所には首輪の着いた子が沢山収容されおり、未だに県内の処分数が全国でも上位でいるのだと思います。また、徳島県では内犬、外犬といった犬の差別がまだまだあります。これは、ペットショップで売られているような子は、大切に家の中で飼われ、ミックス犬のような子は外で飼われるケースが殆どです。前回のブログで書かさせて頂いたのですが、彼らはどちらも同じ命であり、パートナーであり家族なのです。
今回長々と徳島に対する不満を書かさせて頂きましたが、 徳島の方にもっと物資を支援して欲しいと願う気持ちはありません。ただ、今身近に動物を飼われている方に最後まで責任を持って、もっと自分たちのペットを愛するようにお願いしたいと思います。 いつか徳島が動物に優しい県になるように、そして不幸な命が無くなるように、これからもHEARTは活動を続けて参りたいとおもいます。 長いぼやきに最後までお付き合い下さいまして本当にありがとうございます。 いつも私達HEARTをご支援して下さって本当にありがとうございます。心から感謝しております。
上の写真に載っている子達のなかで、右端にたっている子(アン)以外は、もうこの世にはいません。本当にみんな人懐こい子達でしたが、この時HEARTが保護出来る等数はわずか一頭だけでした。これはHEARTが団体譲渡で管理センターより引き出せる頭数に23頭というリミットがある為です。 HEARTには、既に管理センターより22匹の犬が団体譲渡で保護されていました。 では、団体譲渡とはどういうシステムなのか、これは管理センターに”スペース”がないため、処分されていく子達を一頭でも助けてやりたいという考えのもと出来たシステムです。 管理センターでは、近年頭数は減ってきたものの、それでも数千の命が毎年消えていっております。処分されていく子達の中には、もともと野良で危険な犬や、以前は飼われていて人なつこい犬などいろんな性格の子がいます。この子達全てを救う事は、現段階では不可能だと考えておりますが、それでも一頭でも可能な限り救って、新しい家族を見つける機会をあげたいと私達はこの活動を続けております。 今回、写真に写っている8頭の内、救えたのは一頭だけでした。皆人懐こく性格の良さそうな子達ばかりでしたが、システムや管理センターの収容スペースの限界といった理由のため残りの7頭は、処分されてしまいました。最終的に、1頭を選んだのは私達ですが、救えなかった7頭の事を思うと本当に申し訳なく、私達があの子達を殺してしまったと今も心が痛みます。処分されていった7頭は首輪あった事や人懐い性格などから、ここに収容されるまでにきっと飼われていた子が殆どだったと思います。では、この子達に関わっていた人達は今何をしているのでしょうか。いなくなった事に心を痛めず、きっと普通の生活をして何事もなかったように、その存在すらもう忘れさっているのでしょう。 この世に生を受けても、人の都合で存在すら忘れ去られ,半ばで消えていく命、その一方で温かい家族に迎えられ生涯を全うし、いつまでも記憶に残っていく命、この二つの命は同じ命ということ事を、もっと多くの人が理解していく必要あると考えます。 |
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May 2024
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