いつも私達HEARTをご支援して下さって本当にありがとうございます。心から感謝しております。
上の写真に載っている子達のなかで、右端にたっている子(アン)以外は、もうこの世にはいません。本当にみんな人懐こい子達でしたが、この時HEARTが保護出来る等数はわずか一頭だけでした。これはHEARTが団体譲渡で管理センターより引き出せる頭数に23頭というリミットがある為です。 HEARTには、既に管理センターより22匹の犬が団体譲渡で保護されていました。 では、団体譲渡とはどういうシステムなのか、これは管理センターに”スペース”がないため、処分されていく子達を一頭でも助けてやりたいという考えのもと出来たシステムです。 管理センターでは、近年頭数は減ってきたものの、それでも数千の命が毎年消えていっております。処分されていく子達の中には、もともと野良で危険な犬や、以前は飼われていて人なつこい犬などいろんな性格の子がいます。この子達全てを救う事は、現段階では不可能だと考えておりますが、それでも一頭でも可能な限り救って、新しい家族を見つける機会をあげたいと私達はこの活動を続けております。 今回、写真に写っている8頭の内、救えたのは一頭だけでした。皆人懐こく性格の良さそうな子達ばかりでしたが、システムや管理センターの収容スペースの限界といった理由のため残りの7頭は、処分されてしまいました。最終的に、1頭を選んだのは私達ですが、救えなかった7頭の事を思うと本当に申し訳なく、私達があの子達を殺してしまったと今も心が痛みます。処分されていった7頭は首輪あった事や人懐い性格などから、ここに収容されるまでにきっと飼われていた子が殆どだったと思います。では、この子達に関わっていた人達は今何をしているのでしょうか。いなくなった事に心を痛めず、きっと普通の生活をして何事もなかったように、その存在すらもう忘れさっているのでしょう。 この世に生を受けても、人の都合で存在すら忘れ去られ,半ばで消えていく命、その一方で温かい家族に迎えられ生涯を全うし、いつまでも記憶に残っていく命、この二つの命は同じ命ということ事を、もっと多くの人が理解していく必要あると考えます。 |
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May 2024
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