キンモクセイ

忙しくて、なかなかブログの更新ができませんでした。すみません。

今回久しぶりに紹介する子は、キンモクセイ。二週間前に保護しました。

彼は、保護依頼者の家の前を数日間さまよっていました。彼の下半身はどういった経緯かは
分かりませんが、麻痺して自由に動かすことができません。依頼者の方は保護はしましたが、高齢者で他にも事情がありケア出来ない為、ハートが引き取ることになりました。ただ、誰もが見過ごしそうな子を保護してくれた事に、とても嬉しく思います。

他のネコ達と過ごしている姿を見る限り、彼は自分のハンディキャップを理解していないようです。
もちろん跳ぶ事はできませんが、部屋中をいつも前足だけで力強く歩いています。

はじめ、下半身が麻痺しているため何処にでもトイレをするので、おむつをする事を考えましたが、彼はお話したように自分のハンディキャップを理解しておらず、他の子達と同じようにおもちゃで遊び一緒にご飯を食べ、一緒に寝て、高い所に行けないだけで、それを除けば他の子達とかわりはありません。そんなに頑張っている子に私が、おむつをする事によって他の子達との区別を与える事はできません。トイレは、掃除すればいいことです。猫に限らず、誰でもできない事はあります。

彼は、下半身が麻痺しているというだけで、彼の個性として受け止め彼自身を尊重したいと思います。私達人間は、彼らから沢山の事を教えられているような気がします。
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　最近ですが、彼を抱いているとき、片足が少し反応しているように少しだけですが、動くように
なりました。これから先、もしかすると四本脚で歩ける日が来るかもしれません、ずっと来ないかもしれません。だけど、どちらの未来がやってきてもキンモクセイはキンモクセイです。