ある日、HEARTに近所の野良犬を保護してもらえないかと依頼がありました。詳細を聞くと人なつこくて、目が見えない盲目犬の上に妊娠しているという事でした。スペースがいっぱいでしたがどうにかしてこちらで保護する事にいたしました。数日後、依頼者がシェルターまで連れてきてくれました。
話を聞くと、依頼者の周りには数匹の野良犬が住みついていて、ココアちゃんもそのうちの一匹でした。恐らく捨て犬で見かけた当所は、まだ目は見えていたようですが、ある日突然に一日で目が飛び出す程腫れていて翌日には、目が無くなっていたとの事でした。原因は不明ですが、ココアは両目を無くしてしまいました。 HEARTに来たココアちゃんは、盲目で新しい場所でもそれほど怖がっている様子も無く、とても人なつこく大人しい性格で、何より今にも産まれそうな大きなお腹をしていました。シェルターでのスペースがいっぱいだったのでボランティアさんのうちに預かってもらう事にいたしました。 そして、翌朝の早朝に一匹目の仔犬を出産いたしました。しかし、ここからがとても長いココアちゃんの出産が始まりました。そして、最終的に全ての仔犬を産み終わったのは、始めの一匹目から約3日間かかりました。この間、何度も獣医師さんに連絡とり、獣医師さんを訪れたりで、ココアちゃんにとってもボランティアさんにとっても大変な3日間でした。全部で8匹の仔犬が産まれましたが残念ながら5匹が死産若しくは産まれて直ぐに無くなってしまいました。現在は、盲目のココアちゃんも子育てに奮闘しており、残りの3匹は元気にすくすくと育っております。 ココアちゃんと3匹の仔犬達は、仔犬が譲渡可能月齢になった際に里親募集させていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 |
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May 2024
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