徳島で犬猫の保護活動をする中、無責任な飼い主による保護依頼の多い事に驚かされます。
結婚する事になったからと娘から犬猫の世話を押し付けられて困り果てた両親、 新婚家庭に犬猫を迎え、自分達に赤ちゃんが出来たからと飼育放棄する若夫婦、 年老いてから子犬や子猫を飼い始め、世話を続ける体力が無くなったからと老飼い主、 寂しさを紛らわす為に飼い、病気や怪我での入院の際に預ける知り合いが誰も居ない一人暮らし、 … 様々な理由で、そして とても安易に「いのち」あるものの飼育放棄が絶えません。 今回は11年間もの長い間、一緒に暮らしていた犬の保護依頼がありました。 内容は こうです。 去勢手術もしないで飼っていた為、発情の際に脱走したオス犬が 近所の繋がれていた飼い犬を噛んだと言う事でした。 噛まれた犬の飼い主は逆上し、すぐにでも その犬を処分しろと詰め寄ったそうです。 近所の手前、その犬を飼い続けることも出来ず 保健所に持ち込むことも出来れば したくない… そこで HEART に自分の責任を丸投げされました。 本来、HEARTは捨てられたり虐待されている犬猫を保護する団体であって、 飼えなくなったからと飼い主から犬猫の面倒を引き受ける活動はしていません。 しかし、その飼い主は 一旦は HEART に保護依頼をし、 保護は断られたものの、今後の飼い方のアドバイスを受けたにも拘らず … 翌日には 11年間、相棒だったであろう その犬を保健所に持ち込んだのです。 信じられませんでした。 11歳にもなった犬を保護しても 里親を見付ける事は困難を極めるでしょう。 しかし、代表は放ってはおけず 、その犬は HEART が保護する事になりました。 その犬には何の責任も無いからです。 ・去勢手術をしていれば 発情しないので メス犬を求めて脱走する事も無かったのです。 ・室内飼育をしていれば 脱走する事も防げたでしょう。 ・近所の噛まれた犬も 室内飼育だったら 襲われる事も無かったし、繋がれていなければ 逃げる事も出来たと思われます。 今回の事件は 双方の飼い主である人間の、間違った飼い方によって起きた悲劇です。 HEARTは その飼育放棄した元飼い主に メールを送りましたが、何の返事もありませんでした。 |
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May 2024
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